のぼりで思い浮かべるものに大相撲ののぼりがある。お相撲さんと同じででかいのぼり旗がならんでいる光景がテレビなどでもよく放映されている。ほとんどが力士の四股名を書いた独特のものである。このような力士のぼりは後援会などから贈られ、場所ごとに新しいものが立てられているものだそうだ。後援会もいろいろ大変である。そもそもこのような旗の起源はどこなのだろう。いろいろ調べてみると、やはり最初は、中国の魏が邪馬台国の卑弥呼に送った戦うための旗だったとか。歴史的に中国由来のものがほとんどのようだ。源平の戦いでも赤と白の旗が出で来るし、いまだに小学校の運動会などで赤と白に分かれて戦うのもその流れだろう。

のぼりの形式は、「応仁の乱に入る少し前にのぼり式の旗が工夫され、以後この形式が武家の旗の形の主流になった」とある。戦国時代のドラマなどを見ていても、馬に乗った武者が、のぼり旗を背中のどこかに立てているようなシーンが出てくる。敵味方を区別する意味などにも使われたのだろう。そのような歴史があるのだから、人はとかくのぼりを見ると、知らず知らずのうちに気持ちが高ぶってくるのかもしれない。旗が立っていれば、興味が無くても何事だろうと確認してしまう。まさに立てたほうの思うつぼである。それを商売などに利用しているのは、それだけ効果も見込める証拠だろう。SALE、とか30%~50%OFFとかの文字を見たら、寄らずにはいられない方もいらっしゃるのではないだろうか。風がまったく無くて、だらりとしているとそれほど目立たないかもしれないが、少しでも風があればはためいて目立つ存在である。同じようなお店が並んでいれば、このような旗を立てている方の店に入ってしまうのは人情だろう。そんな企業努力も買うし、なんとなくそちらのほうが安く買えるようなイメージがある。食べ物屋さんなどでも同様だ。のぼりが立っていただけで駐車場に車が勝手に入ってしまう。

のぼりの効果は大したものである。他にもあるだろう。外見では何の店かわからないようなつくりの建物がある。そんな時に、そとにパソコン修理とかののぼりが出ていれば誰でもがわかるというものだ。大きな看板を立てたり、掲げたりするよりもずっと安く済むし、逆に目立つかもしれない。あくまで環境を壊さない程度の注意は必要だろうが、外で黙ってもくもく営業する、経費のそれほどかからない営業マンはそんなにはいないだろう。